村祀り 山口譲司

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山口譲司作の村祀り(むらまつり)・レビューとあらすじ

村祀りむらまつり)は山口譲司作のコミック作品。山口マンガというと、エロコメディーを連想sがち。管理人も警視庁美人局とか思い出してしまった。

だが山口譲司はエロコメだけが得意な漫画家ではなく、本作・村祀りや、江戸川乱歩異人館など、シリアスなミステリー作品も発表しており、いずれもなかなかの出来ばえだ。

エロコメと伝奇ミステリー・・・全く違うタイプの作品を同じマンガ家が手掛けるという、考えてみれば器用なことだ。こういうのがこの人の才能なのだろう。

さて、村祀りというこの作品、コメディでなくともエロティック路線は継承。もちろんギャグタッチなどではなく、官能的で背徳的で、エロスな雰囲気がたっぷり。これも山口作品の魅力なんだなーと、あらためて。

本作の発表媒体は週刊漫画TIMES、週漫はいわゆるオヤジ系マンガ誌だが、"村祀り"はオヤジ系漫画誌らしからぬ洗練されたコミック作品であって、どちらかと言えば青年漫画といった風情だ。

絵柄は少年漫画系で見ようによっては萌え系のようにも感じられ、オヤジ系によくあるただれた雰囲気は全くない。

展開はもちろんエロありで、スリルとサスペンス満載なストーリー。週漫作品に多い直球一直線なわかり易さはないが、どこかインテリっぽく感じるし、なにより女性キャラが妖艶で魅力的だ、

おどろおどろしく、湿気をおびた空気感を背景にしたこの漫画、「息をもつかせぬ」とまでは言わないが、退屈することはまずないだろう。ただし、ダークな作品が好きじゃない人はパスするのが良いだろう。

━━ 村祀り(むらまつり)・あらすじ ━━━━

“村の祀りは他言無用──”

流浪の民俗研究家の三神荒と、怪しげな日本語をあやつる中国人(?)ブローカー、Mr.ホーライの二人がやってきたのは、とある山間の寒村。

科学万能の現代にあっても、先祖代々祀ってきた蛇神を信仰するその村の名は「忍冬村」。

外界からの路線バスは週に一回しか巡回せず、ケータイの電波さえ届かないこの村は事実上陸の孤島であった。

滞在一週間の間に、目当ての品を探すため、隠密行動を開始する二人だったが・・・

三神とホーライが目にしたのは、世にもおぞましい因習と行為だった

『江戸川乱歩異人館』の山口譲司が贈る現代ダーク民話・村祀り!!
 

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